黒酢とお酢はなにが違う?-黒酢とお酢の違い-

黒酢とは文字通り「黒い酢」。透明、もしくはやや黄色がかった普通のお酢とは見た目からして違うわけですが、もちろん違いはそれだけではありません。黒酢がもたらす体へのさまざまな働きに注目が集まっているのもこの違いによるものです。

黒酢と普通の酢の最大の違いは原材料や作り方の工程

最大の違いは原材料です。お酢といってもさまざまな種類があり、わたしたちが普段「お酢」と言われてイメージするのは白米から作られるものです。

 

一方黒酢は玄米から作られているのが特徴で、ほかには小麦などの穀物、さらにリンゴやブドウといった果物から作られているお酢もあります。

 

それから作り方・製法。そもそも黒酢が黒い色をしているのは製造過程において麹菌がもたらす「アミノカルボニル反応」によるものです。

 

とくに大きいのが発酵・熟成にかけられる時間。一般的なお酢は数ヶ月程度かけて発酵・熟成させるのに対して黒酢は短くても1年、長い場合には3年以上もかけてじっくりと発酵・熟成させていきます。このように作るまでに時間をかけることで次に述べる栄養価にも大きな差が出てきます。

 

黒酢が普通のお酢に比べて健康・美容に役立つといわれている理由には2つのポイントがあります。まずアミノ酸の含有量が豊富なこと。

 

エネルギーの源にもなり、高血圧をはじめとした生活習慣病の予防にも役立つアミノ酸が黒酢の方がずっと豊富に含まれています。具体的な含有量は製品によってもちろん異なりますが、白米から作られた一般的なお酢に比べて平均して4〜6倍も多くのアミノ酸が黒酢には含まれているといいます。

黒酢は9種類の必須アミノ酸のうち8種類も含有している

もうひとつはアミノ酸の種類。含まれているアミノ酸の種類そのものも黒酢の方が多く、とくに9種類ある必須アミノ酸のうち8種類を含んでいるのがポイントです。なお、このアミノ酸の含有量に関しては次の風味とも深く関わってきます。

 

風味に関してはお酢は「ツンと鼻につく臭いとクセにある味」というイメージが強いのに対して黒酢はまろやかでコクがあります。

 

そのためお酢が苦手という方も黒酢なら大丈夫、というケースも多いのですが、これはアミノ酸の含有量が大きな理由で、アミノ酸が多く含まれていればいるほど味がまろやかになります。

 

このようにお酢と黒酢の間にはさまざまな違いが見られます。さらに黒酢も玄米ではなく大麦を原材料に作ったもの、国産の原材料だけで作ったものなど種類によって微妙な違いが出てきます。黒酢を日々の健康・美容対策に役立てていく場合にはこうした細かな違いも知っておくとよいかもれしません。